今日のおにぎりの具

オタクの雑記 作品の感想や考察をだらだらと

プロセカ ニーゴメインストについての感想②

・ネタバレ前提です。未読の方はご注意ください。

・読みやすいような配慮は一切しておりません。オタクが感じたままに書いています。

・作中のセリフなどは不正確な部分が多々あると思われます。

・カードストーリーのネタバレも含まれています。ご注意ください。

 

 

絵名と瑞希凡人秀才×奇人秀才についてを中心に記載します。

一目見たときから決めてましたが、

我、瑞希推し。

 

・東雲絵名の話

とりあえず、えななんの話から。

えな、えななん、絵名・・・

「絵名」って名前、ストーリー読み終えた今になるとめちゃくちゃ皮肉な名前だなと思ってしまい、胸が痛いです。なんでこの名前にした・・・?

 

彼女のキャラはめちゃくちゃわかりやすい承認欲求爆高人間

ネット世界での評価や数字にわかりやすく価値を見出す女の子。ニーゴの中では一番万人が共感しやすいキャラクターでもあるかなと思います。

絵名もまた、まふゆと同じように「自分を見つけてもらいたい」と思ってる側の人間だけど、まふゆと違うのは天才的な才能がないということ。

絵名は少々口調がキツめの女の子で弟評価にもあったように若干のヒステリック持ち。周りのヘイトも買いやすそうなところは、良い意味で等身大のJKなんですよね。

 

「才能があるなら才能のない人の分まで苦しんで作りなさいよ!」

というまふゆへの激怒は痺れました・・・。

めっちゃ好き〜〜〜〜〜〜!!!!

最高だよお前。

 

(凡人の)私と同じくらい苦しめという呪詛。

それをしっかり吐き出せるって、一周回って最強です。

「あんた(まふゆ)のことは嫌いだけど、あんたの作る曲は好き」とまふゆに堂々とぶつけられるところ。

一周回って最強です。(大事なことなので2回言いました) 

これ、相手の実力を認めて、自分が劣ってることも受け入れた上に築かれた信頼のなかでしか言えない言葉では? と思う。

絵名はSNSで生きる人間だからなのか、「馴れ合いによって確立される対人関係」と「信用によって確立される対人関係」の区別をしっかりつけて生きているなと。

ニーゴは絵名のなかでただの馴れ合いにしたくなかったのかな、って。

え、良い子じゃないですか。。。おばあちゃん、泣いちゃう。。。いっぱいチーズケーキ食べて良いよ。。。

 

まふゆは馴れ合いによって確立される関係のなかで生きているので、この二人の立ち位置はものすごく対極。

残念ながらまだ、まふゆ→絵名については理解がないというか、そもそもまふゆ自身が絵名に何か大きく感情を抱けるほどの関心がなさそうなところが・・・悲しくもあり、今後に期待できる部分でもある。

しかし絵名がまふゆという人間をちゃんと受け入れたことは、今後のニーゴに間違いなく影響が出てくるし、まふゆにも影響が出てくると思っているので楽しみです。

ただまぁ・・・

父親との確執とか、コンプレックスの理由、絵名自身が抱える問題はまだまだ多くて正直東雲家が怖いです。

弟の東雲彰人も怖いです。(彼についてはまた、ビビバス読了後に触れます)

 

カドエピでは瑞希が事あるごとに彰人を「絵名のパシリの弟くん」と呼ぶし、普段からニーゴの面々には弟のことは話してるんですよね?

これは結構意外だったかな!

絵名自身、あまり家族の話はしたくないタイプだと思っていたので、まぁ弟とはそこまで仲悪くないから話してるんだろうね。よかったよかった。

ただ、姉弟っていう男女きょうだいで好きなものが全く同じって、、、何???

そんなことある? 仲が良い、一緒に育ったから、で済ませてしまっていいのだろうか。絵名の星3カドストで若干母親が登場しましたが、父親のような毒味は感じなかったし・・・。

考えてもわからない東雲家の話はさておき、

私は凡人コンプレックスゆえの秀才が過程としても結果としてもめちゃくちゃに性癖なので、絵名のことはとても好きです。

なにより、歌声が鈴木みのりさんなところが最高すぎる。

可愛いのに芯があって、でもどこか切なくて、絶妙な””女子””のバランス。

ちなみに弟の方は絶妙に””男子””だなって思うんですよね。すごくね?

プロセカ、キャスティングがかなり的確なので今後リリースされる曲も楽しみです。

姉弟で一曲歌ってくれないかな・・・。

 

・暁山瑞希の話

絵名とは明確に対比、というわけではないですが、

ニーゴのなかで抜きん出て自立しているキャラクターである瑞希

最初に主張した通り、推しです。

 

瑞希、人間として完璧すぎ問題。

最終話で瑞希の完璧な大団円への持っていきかた、もはや神業。ニーゴにはなくちゃならない潤滑油。

それもそのはず。

瑞希の芯はメインスト9話を読めばだいたい見えてくるのですが、瑞希って自身の”性”と生き方についてはもう迷いがないんですよね。

「ボクはボク」であることに揺らぎがない。

まふゆも奏も絵名も、自身のコンプレックスやあり方に向き合って、迷って、悩んで・・・を描いているんですが、9話や、瑞希のカドエピを読むと瑞希だけは自分への向き合い方についてはおそらくとっくの昔に悩み終えて、もうその段階は終わっちゃってる印象が強い。

つまりニーゴの中では一人だけ一歩上の階段に立っている。

(一歩どころか二歩も三歩も上かもしれない)

だからこそ他3人をまとめあげてくれる役になれたんだろうな〜。

ただ、そこまでの過程をすでに卒業している瑞希でも「消えちゃいたい」と思ってしまう瞬間が「築き上げてきた人間関係が崩壊すること」だというのがとても人間的でよかった。

これは別に瑞希セクシュアリティ問題を抜きにしても、誰でもキツイが・・・。

ストーリー内で「瑞希」を受け入れてくれていたはずのクラスメイトが実は・・・ってわかるの、本当にキツかった。

でも逆に安心した。

言い換えると、瑞希はそこにちゃんと傷つくことができる人

まふゆは恐らくこういったことが起こったとしてもそこまでダメージを負わない気がするんだよな・・・。

それは上記でも触れたように、まふゆの対人関係って馴れ合いでしか生まれていない&まふゆ自身がそもそも他人を信用していない、という点がネックだと思うんですけど、瑞希は他者を信じるからこそ「瑞希」を受け入れて欲しいという、対等な理想的人間関係を作ろうとしているからショックも大きい。

ただ、みんながみんなまるっと自分を受け入れてくれないのが現実なわけで。

瑞希はその現実を知りながら、打ちのめされながらも、それでも奏のように引きこもる事なく、絵名のようにSNSに過度な承認を求めることなく、そのままの「瑞希」として生きている。

 

パーフェクト&マーヴェラス

 

瑞希がいるからこそ、今のニーゴが成り立っている。

まふゆという毒を抱えたままでニーゴが共倒れすることなく成立しているのは瑞希のおかげでしかないと痛感できる最終話が大好き。 

 

ここからは私の個人的な妄想と願望ですが

今後、イベントでメインストの補完をするにしても、瑞希の明確な性別や性自認問題についてはこのまま平行線のままでいて欲しいなと思います。

 

上で触れたようにジェンダーについての問題って瑞希のなかではすでに消化済みだと思うんですよね。

「ボクはボク」と主張しているように、性別「瑞希」が100点満点の回答。

そこを掘り返しても、もうあまり意味がないような。

確かにファンとしては知りたいよ!?!?!?

推しのことはどこまでも知りたいんだッ(強欲なオタク)

ただ上記で触れたように、瑞希は一度信頼のうえに成り立ったはずの関係性が壊れてしまうことを恐れているので、ニーゴに自分のことを打ち明けるかどうかという話は出てくる気がします。

しかし奏は瑞希の歌声を「他の人では出せない声質」と言っているあたり、瑞希の明確な性別が明かされたとしても奏は対して驚かない予想もできる。絵名も驚きはするし悩むだろうけど、最終的に受け入れる気がする。(まふゆを受け入れてる時点で、瑞希のことはハードルが下がっていそう)

ただ、この問題に対してのまふゆのリアクションは想像がつかない。

瑞希はまふゆが以前思っていた「自分を見つけたい」を自分で叶えてしまっている気がして。自分の在り方を自分の中で定めている瑞希に対してどう思うのか。まふゆが初めて他人に本気でジェラシーを抱くかもしれないなとも。

瑞希は現時点で唯一、まふゆの家庭的な問題を目の当たりにしているメンバーでもあるし、ここがバチバチするミライは面白そうではある・・・。いや、バチバチして欲しくないんだけど。

 

瑞希で気になるのは神代類との関係性ですね。

・ライブ中の専用会話が発生

・二人きりになると「瑞希」「類」と呼び捨てで呼び合う(街で会った時はわざとらしく「暁山さん」「神代くん」呼びもあった)

・明らかにお互いの過去を知っているような描写があるエリア会話やカドエピ有り

・ネネロボの衣装は瑞希デザイン

瑞希の立ち絵が持っている棒つき飴が類の髪色

などの匂わせがすごいんですけど、何なんですか?(何なんですか?)

瑞類イベ、待ってます。

 

・25時、ナイトコードで。

みんなで爽やかな朝を迎えよう、ではなく、あくまでも

夜の不安さや重たさ、しめやかな部分を世界観に全積みしていたところが最高に好みでした。

夜な夜な集まって活動するってところが幼い頃に誰しもが憧れたり、経験や共感が多い設定。昔、そういう友達がいればなぁと思っていた陰の者です。

オタクはみんなこの設定好きでしょ。(謎断言)

最終話で昼間に直接会うようになるところも、落とし方としては好きです。

『25時、ナイトコードで。』が『13時、ファミレスで。』に。

ユニットとしては始まったばかりで、実はまだ誰一人として個人の問題は解決していないニーゴだけど、このジェンガみたいな奇妙なバランスは他ユニットには無い部分だし、私はこの不安定さと彼女たちのいじらしさを見守っていきたい。

 

ところで、シャルルのFull ver.はいつ配信になりますか?